お子さんが勉強嫌いで、毎日のように怒って無理やり勉強をさせていませんか？毎日怒ってばかりではお母さんも毎日嫌な気持ちになってしまいます。何よりも怒ってただ注意するだけではお子さんの勉強嫌いも直りません。そこでこの記事では、勉強嫌いのお子さんにどう対応していくべきなのか、解決法をご紹介していきます。
どうして勉強嫌いになる？
お子さんはどうして勉強が嫌いになってしまうのでしょうか？保護者の方も学生時代のことをよく思い出してください。勉強が嫌いになってしまう原因は「分からない」ということにあります。分からない、道筋が見えないとき、本能的に人はその場から逃げようとします。人の脳は不快な状態であることを回避します。そのため、勉強が嫌い、そして勉強しない、成績が下がるという負のスパイラルを引き起こしてしまうのです。
保護者の方も、先行きがまったく見えない状態は非常に不安に陥ると思います。フルマラソンでも、走る明確な距離があるから完走できます。でも、地平線まで走り続けなさい、と言われ走り続けられる人はいません。漠然とした不安がある状態では不安ばかりが先行して、その場から逃げ出してしまうのは人間の防衛本能として当たり前の反応です。お子さんの勉強嫌いを決して否定してはいけません。
ただ塾に行くだけでは成績はあがらない
多くの保護者の方が「塾に行けば成績があがる」と思い込んでいます。しかし、ただ塾に行くだけでは残念ながら成績があがることはありません。もちろん、そこの塾の教育方針とお子さんの勉強への取り組みが一致すれば成績があがることはあります。
しかし、大手塾は毎年同じ大勢にむけたカリキュラムをただ講師がこなしていくだけです。もちろん、多くの生徒に対して平均的に成績があがるように考えられたカリキュラムではあります。勉強が嫌いなお子さんが大勢にむけた教科ごとのカリキュラムを受けても、お子さんにとって合っていないケースが非常に多いのです。
さらに塾に行っているにもかかわらず、成績があがらないことに対して、保護者の方は、お子さんがさぼっているからと、よりイライラしてしまいがちです。保護者の方は塾に行っても、お子さんと塾がマッチしていないときは成績が思うようにあがらない、勉強嫌いも克服できないことをまず理解しておきましょう。
勉強嫌いの克服法
勉強嫌いは塾に行っても直らないならどうしたらいいの!?と慌てる保護者の方もいらっしゃるかと思います。勉強嫌いは勉強に対する不安をまずは取り払ってあげることが重要です。勉強は保護者や先生から「やれ！」と言っても他動的であればあるほど、成果をだすことはできません。いかに自主的に取り組んでいくかがポイントとなります。
勉強嫌いは何につまずいているのか、分からないところを分析することで解決の糸口が見えます。仕事でも何でも人は目標を決めて、計画を立てて、その計画を一つひとつこなしていくことで不安が小さくなっていき取り組むことができるものです。勉強も同じです。分からない分野を分析し、お子さんのレベルに合わせて分からないところを理解するための計画を立てていきます。
お子さんのレベルにあった勉強計画なので無理なく、一つずつ確実に進むことができます。勉強嫌いを克服していくためにも、お子さんのために勉強に取り組む計画を立ててこなしていく環境を与えてあげることが大切です。
講師ではない、コーチの役割
塾の先生は「講師」と呼ばれています。講師はただ、講義を行うだけで、生徒一人ひとりの理解を深めていくことを目的としていません。伝えることだけを目的としている塾講師もいます。もちろん、すべての塾講師がそうとは言い切れませんが、やはりたいていの講師は内容を伝えることだけに集中しています。
しかし真に優秀な講師は違います。たとえていうならば、野球のコーチと同じと思ってよいでしょう。選手一人ひとりの役割を考え、どのポジションに配置するかを考えます。そのポジションにあったメニューを選手に与えて選手の良さを引き出します。また苦手なものがあればどうやって克服できるかのメニューも考えます。
まとめ
お子さんの勉強嫌いを決して責めてはいけません。お子さんが勉強を嫌いになってしまうのは漠然とした不安があるからです。不安は目的を明確化して、目的を達成するための綿密な計画を一つひとつこなしていくことで解消できます。
「未来志向型学習塾アイ」では、東大出身の講師が生徒自ら勉強するようになるためのコーチングを行っております。勉強嫌いのお子さんを自主的に勉強するようしたい、という保護者の方はお気軽にご相談ください。当塾の塾講師は、一人ひとり生徒と向き合い勉強計画を立てていきます。さらに自主性を引き出すためのコーチングも行い、将来、社会人になったときにまで役立つ学ぶ姿勢を身につけることができます。
