英検は7つの級にレベル分けされています。この記事では英検を受験する上でレベルを選ぶポイントを解説していきたいと思います。さらに、英検を受験するメリットや、勉強で抑えておきたいポイントも紹介しますので、これから取得を考えている方は必見です。英検の取得に向けて勉強を始めている方も、ぜひこちらの記事を参考にしてみて下さい。
取得する英検のレベルを選ぶポイント
英検には7つのレベルがある
英検は一番低い5級から、4級・3級・準2級・2級・準1級・1級とレベル分けされており、5級では中学初級程度の英語ができるレベルで取得することが可能です。
一般的に、履歴書などに記入して就職や転職に有利になってくるレベルは準2級からとなっており、高校中級程度の英語力があることを証明することができます。一番レベルが高い1級では、実に1万5,000語ほどの単語を知っている必要があり、取得することで大学上級以上の英語力をとみなされ、企業としても即戦力として扱うレベルとなります。
取得する英検のレベルを選ぶポイント
就職や転職で英検を生かしたい場合には、準2級以上を取得していないと英語力を認めてもらうことは難しいです。そこで英検取得の目的が企業に認めてもらうことである場合は、自分が挑戦できる一番難しいレベルを取得することが必要となります。
その一方で、英検を自分の英語力を計る目的で取得する場合は、無理のないレベルに挑戦して順番にレベルを上げていく方法がおすすめです。英検のレベルは基本的に学校で学ぶ英語に対応していますので、高校受験対策に3級の勉強を始めたり、大学入試に向けて2級の勉強をしたりなど効果的に英検を取得することも可能となります。
英検を取得するメリット
入試やセンター試験に対応できる
英検のレベルは学校で学ぶ英語に対応していると紹介しましたが、英検の出題形式も高校や大学の入試試験と共通点がたくさんあるのです。筆記試験では、共通の出題形式が多くなっておりますので、試験対策を兼ねて英語力を身に付けることができます。さらに、リスニングテストでも、文章や会話を聞いて質問に答える形式が多くあるため、入試に向けての対策が可能です。
ビジネスで有利になる
英検の取得を考えているほとんどの方が、将来的にビジネスで役立てたいからと思っていらっしゃるのではないでしょうか。国際化が加速している近年において、英語力が備わっていることは大変なアドバンテージとなり、新卒での就職などには強い武器になります。また、英検1級を取得していることで、通訳案内士試験における一次試験が免除されるなど、有利になることが多くあるのです。
英検の勉強に大事なポイント
英検のテストには筆記試験だけではなくリスニングテストもあるため、単語や文法を覚えることはもちろんですが、きちんと聞き分ける力を身に付けておくことが重要です。また、筆記試験の中には文章力を問うための英作文を書く項目もありますので、自分の伝えたい日本語を英語に訳す力も必要となってきます。
そのため英検の勉強では、一気に試験範囲の英語を覚える勉強方法よりも、少しずつ確実に身に付けていく勉強方法が適しているのです。さらに、取得したレベルによっては、一次試験に合格した後、面接形式でスピーキングテストが行われます。英語の発音を練習しておくことも忘れてはいけません。
英検取得に必要な勉強期間
結論から言いますと、必要な期間は現在の英語力や1日の勉強時間によって異なりますので、明確にすることはできません。しかし、英検は学校で学ぶ英語と対応していることから、高校卒業程度の英語力であることを準2級取得で証明することが可能となります。
英検の試験は年に3回開催されていますので、約4ヶ月を勉強期間として考えるといいでしょう。4ヶ月の中で一番対策しておかなければいけないことは、リスニング対策とスピーキング対策で、英語の読み書きに自信がある方は、全ての時間をこちらに注いでも問題ないでしょう。
まとめ
今回は英検を取得する際に抑えておきたいポイントをご紹介してきましたが、自分に合ったレベルを選ぶことができることや、取得することで高校卒業レベルなのか大学上級レベルなのかを示すことができます。
「未来志向型学習塾アイ」では、東大卒の講師が英検合格に向けてサポートしています。英検に合格するだけでなく、その先の高いレベルの英語力を獲得するための勉強法に力を注いでいます。英検の試験に向けて有効な勉強をしたいという方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
